Business Reportディーエムソリューションズ株式会社

2021年3月期 事業報告書 
2020年4月1日~2021年3月31日

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ディーエムソリューションズ
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ダイレクトメール事業、インターネット事業
2つのインフラを持つ当社の強みを生かし、
新たなビジネスを創出し、
事業規模拡大と企業価値の向上を図ります。

当期の振り返り、2022年3月期の位置づけ、今後の戦略について、花矢社長にお話を伺いました。

2021年3月期を振り返って、
事業の状況を教えてください。

2つのビジネスインフラを持つ当社の
特徴が最大限発揮され、
コロナ禍においても事業拡大を遂げることができました。

2021年3月期は、当社の特徴であるダイレクトメール(DM)・小口貨物の発送とインターネットの2つのビジネスインフラを持っている当社の長所が最大限生かされた1年と言えます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けたDM発送ビジネスでの売上減少分を、ECなどの小口発送を行うフルフィルメントビジネスの事業拡大、そしてインターネット事業の大幅な躍進により、期初計画を上回る業績をあげることができました。
フルフィルメントサービスでは、軸となる日野フルフィルメントセンターを中心にコロナ禍におけるEC通販市場の拡大を追い風に増収増益となりました。2020年8月、中小規模のEC通販事業様に最適な物流アウトソーシングサービスを提供するために新設した八王子第5フルフィルメントセンターも、半年間で契約社数が数十社となり、取り扱い個数も大きく増え、順調な滑り出しができました。
コロナ禍で大きな影響を受けたDM発送ビジネスにおいては、 DM業界全体が低迷する中、強みである営業力を積極的に新規開拓に投下しました。リモートと対面を使い分けるハイブリッド式の営業活動を早い時期に確立したこともあって、新規顧客獲得が大きく進展しました。また、運用型広告などWebマーケティングによる集客も効果をあげており、これまでの強みに加え、インターネット事業とのシナジー成果も表れはじめ、当社の強みの再認識と今後の事業拡大への布石など、一定の収穫を得ることができました。

業績を大きく牽引したインターネット事業について詳しく教えてください。

強みであるSEOノウハウを生かした
バーティカルメディアサービスが大幅躍進。

インターネット事業躍進の中心は、これまで取り組んできたさまざまな施策が実り、コロナ禍での巣ごもり需要も捉えたバーティカルメディアサービスです。
バーティカルメディアサービスは、比較ニーズの高い分野で自社メディアを運営し、当社クライアントのサイトに見込みユーザーを送客するサービスです。当期は、巣ごもり需要が旺盛であったことに加え、当社が強みとするSEOノウハウを生かした施策が概ね良好に推移いたしました。他社との連携、コンテンツマーケティング力のUPなど重点的に取り組んできたことも大きな力となり、大幅に事業を拡大いたしました。

新しく取り組みを始めた分野について教えてください。

新規事業として2021年2月より、D2C事業を開始。また、越境ECサービスも視野に入れ、M&Aにて㈱ビアトランスポーツを子会社化。さらに新たな試みとして㈱ベクトル、㈱Direct Techと合弁新会社「Performance Technologies ㈱」を設立。

新たな事業展開及び事業拡大のきっかけとなるプロダクトとして、
D2Cブランド『DESTINO -ディスティノ-』をリリースいたしました。

当社が今後の成長領域として重点を置くEC物流サービスと強みとするWebマーケティング。この2つをつなぎ、高いシナジー効果が期待できる新規事業としてD2C事業をスタートしました。当社の軸足は、EC企業、メーカーといったお客様ですが、自らも消費者向けのサービスを展開することで、既存顧客のサービス充実とビジネスの確立を目指します。

㈱ビアトランスポーツに当社のSEOノウハウ、ECノウハウを注入し、
サービスの拡大、 事業規模の拡大、企業価値の向上を図ります。

㈱ビアトランスポーツは、短納期を強みに若い世代を中心に安定的な需要のある有名アパレル・スポーツブランドの無地Tシャツの卸販売を主力商品としています。同社の有する海外商品取り扱いのノウハウ、海外コネクションと当社のフルフィルメントサービスを融合し、年々増加する越境ECサービスへの拡張も視野に入れ、ECサービス確立と既存のフルフィルメントサービス拡大に取り組みます。

合弁新会社「Performance Technologies ㈱」では
今後拡大が見込まれるBtoB領域でのデジタルマーケティングを促進いたします。

ベクトルグループが培っていたPRとの親和性を生かした市場開拓と、当社が持つ多様なジャンルにおけるメディア運営及びSEO効果とCVRを重視したコンテンツ制作ノウハウ、そして㈱Direct Techが培ったD2C及びECプロデュース力を掛け合わせ、今後、デジタルマーケティング領域に新しい展開を創造してまいります。

D2C(DtoC)とは、Direct to Consumerの略で、生産者が消費者と直接(ダイレクトに)取引する販売方式です。従来の販売方法と違いダイレクトに生産者と消費者がコミュニケーションを取ることができるため、顧客ロイヤリティが高まりファンになってもらいやすくなるという特長があります。それにより顧客の声(意見)を聞き取りやすくなり、商品改良や新商品開発に生かせるというメリットもあり、近年急速に拡大しているビジネスモデルです。

2022年3月期の位置づけと、今後の成長戦略について教えてください。

当期に本格的に着手をした新領域への展開。
今期は、新ビジネスの育成期間として当社ならではの
ビジネスの創出、追求を行い、飛躍的な成長を目指します。

2021年3月期は厳しいビジネス環境の中、一定の業績をあげることができました。これを好機と捉え、これまで構想・準備してきた2事業のシナジーを追求できる新ビジネス、新領域へのチャレンジを本格的に開始します。2022年3 月期は、そのビジネス育成期間の位置づけとして4%の増収計画ではありますが、利益面では減益計画といたしました。
一方、新設した2つのフルフィルメントセンターの年間稼働、DM発送ビジネスの回復、そして新たなビジネスの確立など上積みを狙える部分も多くあると考えています。
DMや各種郵便物の発送代行を主力事業として設立した当社が、現在は物流からインターネット広告、メディア運営、自社ブランド製品の販売までを手がける複合的な組織になりました。デジタルとアナログ両方のノウハウを生かし、今後は時代の変化をいち早く察知して柔軟に対応できる人材の獲得・育成体制を強化いたします。
今後、特に強化すべきと考えているのはバーティカルメディアサービス、デジタルマーケティングといった分野ですが、フルフィルメントサービスやD2C事業が成長・進化すれば、3年後には企業価値を今より一段上に高められると考えております。M&Aについては物流、インターネット広告、デザインなど、シナジー効果を期待できる分野であれば今後も積極的に検討し遂行したいと思っています。
株主の皆様には、事業基盤が固まった今だからこそ戦略的な投資を遂行することをご理解いただき、中期的な成長にご期待いただければ幸いです。

業績ハイライト Financial highlights

2021年3月期 業績(単位:百万円)

2020年3月期
実績
2021年3月期
実績
前期比 2021年3月期
当初計画
計画比
売上高 13,433 14,621 108.8% 13,949 104.8%
営業利益 212 659 310.8% 200 329.5%
経常利益 212 660 311.3% 197 335.0%
当期純利益 △102 427 126 338.8%

コロナ禍の厳しい事業環境の中、インターネット事業が全体業績を牽引し、期初計画を大きく上回る増収、大幅な増益を達成。

積極的な営業活動を展開し新規顧客開拓、既存顧客の深耕が功を奏し、ダイレクトメール事業においては上期における一時的な売上の減少はあったものの下期は回復。EC通販市場の拡大に伴い需要が拡大している宅配便等の小口貨物の取り扱いを強化し、フルフィルメントサービスが堅調に進捗。インターネット事業においては利益率の高いバーティカルメディアサービスがSEO効果、巣ごもり需要の高まりにより送客数が伸長。大幅な増益となった。

2022年3月期
連結業績予想(単位:百万円)

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2022年3月期
連結業績予想
16,299 200 193 102

前期比11.5%増の約162億円の売上を計画。

事業拡大とともに新サービスの開発など戦略的投資も積極的に継続し、事業強化及び育成に注力。

※当社は、2021年4月1日付で株式会社ビアトランスポーツを子会社化しております。これに伴い、2022年3月期は連結決算となることから、上表では2022年3月期に連結数値を記載しております。

(単位:百万円)

売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
総資産
純資産

※当社は、2021年4月1日付で株式会社ビアトランスポーツを子会社化しております。これに伴い、2022 年3月期は連結決算となることから、上表では2022年3月期に連結数値を記載しております。

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