株式会社ヒガシトゥエンティワン

HIGASHI21
NAVIGATION
ステークホルダー コミュニケーションページ

社長インタビュー

ー2021年3月期の業績を振り返ってみて、どう評価されていますか。

2020年はコロナ禍のもと、今できることは何かを考え、従業員の可能性を実感した1年となりました。全従業員一丸となった収益構造改善により過去最高の経常利益を達成することができました。

昨年度を振り返ると、新型コロナウイルスの感染が拡大し、多くの企業が売上減少に苦しみました。当社グループも例にもれず、1回目の緊急事態宣言が発出された上期は、前年同期比10%減収と大きな影響を受けました。
一方下期は、製造業やB to Bの物流は引き続き苦しい状況ではありましたが、ニッセイロジスティクスセンター東大阪や門真総合物流といった新規拠点が順調に立ち上がったことで、売上減少に歯止めをかけることができました。
株式会社ヒガシトゥエンティワン 取締役 代表執行役社長 児島 一裕
株式会社ヒガシトゥエンティワン
取締役 代表執行役社長
児島 一裕
更に、ITサポート事業でのGIGAスクール案件や分社化したヒガシオフィスサービスのオフィス移転など成長領域の売上回復も加わり、年間売上高は前期比2.7%減に留めることができました。経常利益は、経費削減や残業時間圧縮による収支構造改善にグループ一丸で取り組んだ結果、過去最高の経常利益を上げるに至りました。これはひとえにエッセンシャルワーカーとして最前線で働き続けてくれたドライバーをはじめとする現場の皆さんが、使命感をもって業務に邁進していただいたおかげだと思っています。
売上高グラフ

ー2020年7月に「ヒガシ21 グループ VISION2030」を公表されました。
 その狙いをお聞かせください。

「全進で未来へシンカ」をコンセプトとして
成長の更なる加速を目的としています。

当社グループは「長期経営ビジョン2025」(2016/03~2025/03期)のもと、「第二次3ヶ年計画」の最終目標であった売上高250億円、経常利益10億円を2019年度に1年前倒しで達成しました。これに伴い、更なる成長加速を実現するための長期ビジョン「ヒガシ21 グループ VISION2030」を策定し、「お客様に最高のサービスをお届けするために変革し続ける企業」の実現に向けた新しいコーポレートスローガン「Evolution for Customers ー 全進で未来へ“シンカ” ー」を制定しました。

VISION2030

このスローガンは、未来に向かって、グループ全従業員が一丸となり全てを前に進める、という想いを「全進」に、自社サービスをさらに「進化・深化・新化」させ、ステークホルダーへ「新価」を提供するという意志を「シンカ」という言葉に込めています。

同時に「中期経営計画2023」も策定。
これは2030年に向けた変革の基礎を固める最初の3年間と位置付けています。
中期経営計画で目指すものは、他社が模倣困難な、複雑なモノの流れに対応した「人×マテハン(機械による物流拠点作業)×倉庫×車両」を最適に組み合わせる「物流設計能力」を“シンカ“させることです。そのための重要な経営戦略として、①物流設計能力の根幹となる人の採用と教育、②物流設計に欠かせないITを活用したサービス力の進化、を推進します。

VISION2030 Evolution for Customers - 全進で未来へシンカ -

開かれたガバナンス体制の構築も重要で、当社は、2019年に指名委員会等設置会社へ移行しました。取締役会の過半数を占める社外取締役には、経営経験者、官僚経験者、法律・経済・会計など専門知識を持った方に就任いただき、多様な視点・価値観で意思決定することにより経営の実効性を更に高めます。また、女性の取締役も複数就任していただいております。今後もコーポレートガバナンスの基盤整備によるリスク管理の徹底と、中⾧期視点での議論を通じ、更なる企業価値向上を目指します。

経営財務目標としては、右記の通りとし、業績拡大に加え、株主様への還元を充実して参ります。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経済活動停滞の長期化も懸念される状況下ですが、ヒガシ21グループが目指す企業像を長期ビジョンとして社内外に示すことで、高い目標に向かって、全役員・従業員が一丸となって取り組んでいきたいと思っています。

中期経営計画2023

ー過去最高の経常利益を上げた中計1年目を踏まえ、今後のどのような事業拡大策を行いますか。

感染症による厳しい事業環境下となりますが、前期で認識した当社の底力と強み、そして準備してきた拡大戦略をしっかりと遂行し、中期経営計画達成を目指します。

新型コロナワクチンの接種完了が見通せない中、今年度もコロナの影響は継続すると考えています。したがって、昨年同様の大幅な経費節減を継続し、改善された収支構造を維持します。一方で中⾧期の成⾧を持続するためには、このような状況下でも増員、増車、拠点開設に関する投資は積極的に推進する必要があり、成長領域での投資を拡大していきます。

また、中期計画の最終売上目標300億円は、今年度の売上260億円達成を前提にしています。これは売上、利益ともに過去最高へのチャレンジであり、これまで以上に積極的な営業活動で新規顧客を獲得するとともに、利益面でも、コスト効率化体制を更に高い水準で維持する必要があると認識しています。
株式会社ヒガシトゥエンティワン 取締役 代表執行役社長 児島 一裕

ービジョン達成に向け、ヒガシ21グループのメンバーに求めるものはなんでしょうか。

2030年売上高500億円達成に必要なものは顧客
ニーズの把握と顧客満足度の追求です。

2030年に売上高500億円という目標を達成するためのキーは「現場力(現場での創意工夫)の向上」です。ヒガシ21グループは、昭和19年の創業以来、現場において顧客と協議を重ねて専門分野のサービスを深く掘り下げ、例えば高層ビル内での物流トータルマネジメントのように、顧客に合った最適物流を実現する過程で獲得した多くのノウハウによって強みを作り上げてきた歴史があります。他社に比べ、車両、倉庫面積といった経営資源の物量で劣るヒガシ21グループが生き残るためには、現場力を磨き、顧客満足度で他社よりも優位に立つ必要があります。

人材育成の観点から見ると、現場従業員からの提案を活発化することで、顧客の最適物流を実現するための現状分析、検証、プレゼン、調整などといったプロセス全てを経験することができます、これらの経験こそがヒガシ21グループが追及する真の顧客満足につながる“シンカ”であり、人材育成の重要な要素になります。そのためには、従業員一人ひとりが「自ら成長したい」という意識を持たなければ、能力向上は望めません。 経営幹部は、従業員が「自ら目標を設定し、創意工夫し、自分の成長を実感できる」ようにサポートすることも大切な仕事として認識してほしいと考えています。

ー今年の漢字ポスターには「咲」が採用されました。
 この「咲」に込められた社長の思いをお聞かせください。

2021年度は従業員の「笑顔」が「咲く」年になる想いを込めて
「咲」を今年の一字にいたしました。

当社では、グループの想いを表現する「漢字」を2016年より毎年社内公募により決定しています。従業員の関心も高く、今年度は約350件もの応募が集まりました。
選ばれた漢字は、社内掲示用ポスターのデザインに起用され、年間を通じてグループ全従業員の目に触れる場所に掲示されます。
今回の最終選考は今年の2月に行いました。この作品の選考に際し、一個人として私が思ったことは、2021年度は、コロナの重苦しい雰囲気から解放され、社会全体に笑顔が咲いている日常を是非取り戻したいということでした。『咲』には、古来『笑』という意味が含まれているのですが、皆が『咲ける』、つまり『笑える』ようにとの願いが込められており、多くの従業員も同様の思いに違いないと考えました。
2021年 漢字ポスター「咲」

当社グループは、中期目標達成に向け、2021年度は過去最高の目標に挑みます。私を含めたグループ経営幹部の一番大切な仕事は、グループで働くメンバーが前向きな気持ちで業務に取り組める環境を作り出すことにあると考えています。そのためには、常に活発なコミュニケーションができる職場環境を作ることが大切です。ギスギスした雰囲気ではなく、互いを認め合い、意見を出し合える職場環境、つまり笑顔の咲く明るい職場こそが、創意工夫を生み出す現場力の土壌になると思います。
経営を預かる社長にとって、売上高や経常利益という数値目標の達成は大切です。しかしながらその前提として、グループのメンバーの笑顔が「咲」いていなければ、企業の持続的な成長はできないと考えています。ヒガシ21グループは、笑顔が咲きこぼれるという意味でも、世の中に誇れる企業となるよう努力してまいります。

サステナビリティ
への取り組み

ひまわりプロジェクト

ヒガシ21グループでは、「安全と安心を大切にして、物流事業を通じ社会に奉仕する」という経営基本方針のもと、一番の社会的弱者である子どもたちを安全・安心に育むことのできる社会の実現を目指し、社会貢献活動を進めております。太陽のようにあたたかく、ひまわりのようにやさしい気持ちで子どもたちの未来を応援したいという思いから『ひまわりプロジェクト』と名付け、様々な取組みを実施しています。

こどもミュージアムプロジェクト

こどもミュージアムプロジェクト
こどもミュージアムプロジェクト

こどもミュージアムプロジェクトとは、子どもたちが描いた絵をトラックにラッピングした車輌で走行することにより、トラック運転手、周りのドライバー、そのトラックを見たすべての人に「やさしい気持ち」を広げていくプロジェクトです。デジタルタコグラフやドライブレコーダーといった運転監視機器のみに頼らず、ドライバーの自発的な安全運転による交通事故の撲滅、危険運転ゼロに取り組んでいます。当社では、2019年よりこの取組みを開始し、現在24台のラッピング車輌が全国を走行しています(2021年6月時点)。

ピックアップ
リリース

小学生のラグビー全国大会
【ヒーローズカップ】が開催されました!

小学生のラグビー全国大会【ヒーローズカップ】
小学生のラグビー全国大会【ヒーローズカップ】

ヒガシ21グループが広告協賛を行っている、小学生のラグビー全国大会【ヒーローズカップ】の決勝大会が3月27日(土)に開催されました!
新型コロナウイルスの影響で無観客での開催となりましたが、YouTubeチャンネルのライブ配信から試合を観戦することができました!白熱した試合ばかりで、応援にも熱が入りました。出場された選手の皆様、本当にお疲れさまでした。

ヒガシ21グループでは、引き続き応援を行って参ります!

◇ヒーローズカップ公式サイト 
https://heroes-cup.com

その他最新情報を配信しておりますのでぜひご登録ください


PAGE
TOP